彼岸花を探して - 2021の秋

心地の良い秋らしい気候となりつつある今日、今年もこのシーズンは彼岸花から。府中郷土の森博物館と高幡不動尊へ足を運んでみた。

府中郷土の森博物館

3年程前の春先、府中界隈を散歩中に立ち寄った府中郷土の森博物館。SNS等で彼岸花が見頃との情報を入手し、改めて訪れてみました。京王線 分倍河原駅から1時間に2本のバスで10分弱の立地。

彼岸花はスポットは主に2か所。旧府中町役場の裏手と、その先 川を渡った広場。前者では歴史ある建築物を背景にしながらの撮影、といきたいところですが、構図取りが難しく… いまいちな結果に。

後者の広場は、群生地となっていて、一面の真っ赤な光景を楽しめる。さてどう切り取るべきか… 形のよい個体を見定めながら、シャッターを重ねてみる。明るすぎない曇り空の下ゆえに、妖艶な印象。

もう1週早ければ、白彼岸花も楽しめたとか、ちょっと残念ではありますが、一面の彼岸花という群生地は初めてなので、十二分に楽しめました。 (田舎者なもので、彼岸花というと田んぼの脇や堤防に点々としているものという思い込みがあり)

高幡不動尊

何かと参拝する機会の多い高幡不動尊。ここの裏山は紫陽花のイメージが強く、彼岸花は点々としている程度の印象でしたが、「曼殊沙華」という案内板に従い山を越えた先には、なんと群生地が広がっているではありませんか。府中郷土の森博物館とは違いちょっと分かりにくい and アクセスしにくい(山の裏側)場所ということもあり、人も少なめで撮影・観賞もしやすい環境。

早速 シャッターをきってみる。光が当たりにくい若干鬱蒼とした空間に広がる無数の深紅の花はやや不気味とも。一瞬、「あれ?私、綺麗な川を渡った先の世界に旅立ったんだっけ?」なんて変な考えが浮かんでしまうような、見方によっては不思議な空間。

ひらひらと舞うアゲハ蝶が目の前の花にとまったとき、意識が浮世に戻される。ありがちな画ですが、撮らずにはいられない。結果ありがちが写真が取れました(急いで撮ったので、蝶の目にピントが合っておらず、おしい…)。

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