Windows8をインストールしてみた
先週月曜日, ついに手持ちのPCにWindows8をインストールしてしまった. インストールした機器は最近はサブ機として利用しているノートPC ThinkPad X200s. lenovoのHPのWindows8動作確認PC一覧には入っていないこのPCに, 動くという何の根拠もなく入れてしまった(もちろん厳重なバックアップの元で).
結果, 何のことはない, 普通に動作するではないか. しかもかなり快適に. ThinkPad独自のユーティリティが若干不安定になることがあるものの(おそらくプログラムの更新等で近いうちに解決するのではないかと思う), ほとんどのプログラムが特に問題なく動作した. Windows7の頃に比べ起動時間も早くなり, トラブルことの多かったUSB機器の反応も良くなった. UIに関して賛否両論あるものの, 基本的な部分についてはVista, 7の良い所を受け継ぎ, 弱かった部分が補完された, 非常に安定かつ完成度の高いOSに思える.
っで, 問題のUIについて. スタートボタンが廃止され, モダンとよばれるタイルスタイルのスタート画面に変わったWindows8. 印象としては思ったほど悪くはない. 確かにすべてのプログラムからアプリケーションを探すのは非常に苦痛だが, よく使うアプリケーションなんて数が知れている. それらをグループ別にスタート画面にピン止めしてしまえば問題ない. もしそれでも我慢ができなくなればサードパーティ製のスタートボタンを復活させるアプリケーションを入れるつもり.
一方, Windows8スタイルのアプリケーションはまだまだ残念感が否めない. 圧倒的に数が少なく, 完成度はどれもいまいち… しかもこれらのアプリは妙にメモリを食い, 3GBの壁がある32bitOSでは少々つらい…
まとめると, 基本的な部分は非常に良くできているOSだと思う. モダンUIについても”思ったほどは”悪くない. しかし8スタイルアプリは正直微妙で, そもそも全画面表示前提のこれらが大画面中心のデスクトップPCで受け入れられるかといえば, 個人的な答えはNOだ. ノートPC(可能であればタッチディスプレイ対応)だから悪くない といえるのであり, 正直メインのデスクトップにインストールする勇気はまだない. もう少し様子を見極めてみたい.
ちなみに, 今回はWindows7 HomePremium(32bit)上でWindows8 アップグレードアシスタントを使い, Windows8 Pro(32bit)にアップグレードした. アップグレードに際し, Windowsの設定やプログラム, ファイル類は可能な限りすべて引き継いだ.